舞踏・BUTOHの創始者土方巽を唯一継承、舞踏芸術の発展をめざし、実践する舞踏カンパニー「友恵しづねと白桃房」のウェブサイトです。

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ワークショップin台湾

舞踏テキスト・音楽:友惠しづね
講師:友惠しづねと白桃房(芦川羊子、天乃うずみ)

台湾・台北市で2月9日から19日まで、中国の古典劇、南管オペラを継承する江之翠劇場主催による友惠しづねと白桃房の舞踏ワークショップが開催された。
1日5時間半、10日間のワークショップのほか、インターネットで東京と台北を繋いだテレプレゼンス公演、小学生と高校生を対象にした聾学校での公演とワークショップが行われた。

1995年から始めたテレビ会議システムを使ったテレプレゼンス公演は、今回で
22回目になる。台北側は初めての試み。
東京と台北、別々の空間で踊っている踊り手たちをビデオカメラが捉え, インターネットを使って互いの映像と音を送受信。東京側が2つの映像をMIX加工し、台北側にフィードバックする。その映像には、東京と台北、遠隔地にいるはずの両者の踊り手たちが、1つの空間の中に浮かび上がる。 台北の観客は、目の前にいるリアルな踊り手と同時に、バーチャルな空間に展開するコラボレーションを味わい、力強くうねるような空間に引き込まれていった。

台北市立啓聰学校でのワークショップ 撮影:陳又維

学校訪問シリーズ Vol.8にあたる台北市立啓聰学校では、生徒たちが小さな種が大きな樹に成長していく様子を、体全体を使って表現した。イメージで体を動かすことができるという新しい体験を、生徒たちの体はごく自然に受け入れられたようで「体が気持ちよかった」 「楽しかった」と元気よく語っていた。
上演した舞踏作品「蓮遙」は、空から落ちてきた鬼の子どもとお地蔵さんの物語。コミカルなお地蔵さんの踊りに、小学生の生徒たちもクスクスと笑いながら楽しんでいた。今回は、友惠しづねと白桃房と、日本で私たちの舞踏特別研修を受講した南管オペラ・江之翠劇場のメンバー、温明儀(ミンイ)と林雅嵐(ヤラン)が出演。

ワークショップの最終日には、受講生のグループ発表。友惠しづね作品「糸宇夢(しうむ)」から3シーンを抜粋、20分程踊った。受講生はそれぞれが振り付けを覚えるだけでも必死だ。だが、振り付けを忠実に踊ったとしても足りないものがあるということも、受講中に何回も指摘されていて知っている。
毎日5時間半、10日間の講習会、その集大成としてのグループ発表を終えての感想では、「メンバー全員で1つの空間を作りだしているという感覚が感じられた気がして、新鮮な感動を覚えた」「音を体で捉えられた気がした」など。
受講生たちは、今回のワークショップで学んだ舞踏における体のあり方を、20分間の作品の中で真剣に探っていた。
                   
文:天乃うずみ




テレプレゼンス公演での挨拶 

左/江之翠劇場主宰・周逸昌(台北)と右/友惠しづね(東京)
 
東京-台北のMIX空間
東京から発信された踊りと映像   


風に舞う種を表現
「小さな種が風に舞飛びます」  
撮影:周逸昌
  



 
ワークショップの受講生たち
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