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舞踏の振付には幾つかのい方法があります。ミラーリングによる振付もその一つです。
これは振付を煮詰めていく段階と、現場による手直しの時などに使います。
踊り手に振付を施す。ところが踊り手がそれをこなし切れない時か、もしくは舞台上の時空間に対応できない時に、振付家はまず踊り手の体を模写します。
個々人違う踊り手(人)の体の形と、その踊り手の精神構造を前提にした心の有り様は密接な関係にあります。イマジネーション、その形、密度、強度、柔軟性は振り付けられる踊り手に要求される最も基本的なスキルです。このスキルは心の産物であると同時に体にも直接関わってきます。
振付家は踊り手の体をミラーリングすることにより、踊り手の心、イマジネーション力 を正確に計ります。そして、踊り手それぞれに見合った振付を展開してゆきます。
踊り手それぞれのイマジネーション力を正確に把握することにより、振付家は踊り手の人間性を尊重しながら、けっして無理なく必然性をもった踊りを彼等と分ち合うことができます。ただ、それぞれの踊り手のイマジネーション力のキャパシティーを豊穣にするには、また別の稽古が必要になってきます。それは踊り手個々の世界観、人間観に深く根差すものです。ところが個々の人間は、そう容易く変わるものではない。
「三つ子の魂百までも」という格言がありますが、舞踏の振付家は多分に心理学への造詣も深くならざるを得ません。
ビギナーが舞台に立つ時には、ある程度仕方もないことですが、舞踏の振付家は踊り手に対しては型に嵌め切るというような強引な振り付けをしてはいけません。これは、モラルです。
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